バンコクには定刻よりはやく14:00ころ到着しました。いままではスクンビット周辺に泊まることが多かったですが、今回はサイアムスクエアのノボテルに泊まります。サイアムスクエア周辺は大型商業施設が集まっているので、さすがに日曜午後は車であふれかえっています。空港からタクシーで向かうと、ホテル近く交差点では、赤信号で5分以上止められました(ときどき信号を手動制御?にするようだ)。
スカイトレインのChong Nonsi駅から、BRT(Bus Rapid Transit)が開通しています。すでに、スカイトレインなどの地図にも表記され、電車内でもBRT乗り換えのアナウンスがありますが、おそらく正式開業というわけではなく、いまだに運賃無料での「お試し期間」です。
Chong Nonsi駅近くのターミナル。両端駅の乗車ホームだけは、ガラス張りで空調付です。
車体デザインは、正直なところ、垢抜けているとは言えません(中国風?)。
車両の床は高く、ホームをかさ上げしています。ドアはホーム高にあわせていて、車内の床はフラットです。ドアは両側にあります。
各停留所では、バスとホームとのギャップはほとんどありません。ガイドウエイなどがあるわけではなく(※)、縁石にあわせて運転手はミラーを見ながらゆっくりと、ホームにバスをまさにすりつけるようにして停車します。(実際、バスの車体には少々擦り傷があります)
(※後日コメント:ガイドウエイは、実際はきちんとあります。写真にも写っていて確認不足でした。考えてみれば、ガイドがないのにギャップなしでホームに擦り付けられるわけないですよね。)
バスの走行空間は、基本的には縁石で区切られていますが、途中の立体交差部では縁石がなくなり、BRT とHOV(High Occupancy Vehicle)の共用レーンになります。HOVは3人乗り以上が対象です。乗車したときは、特に道路は混んでいなかったので、縁石仕切りなしのHOVとの混成レーンでも問題ないように見えましたが、混雑時はうまく機能しているのでしょうか?
今回の導入区間は、バスの需要はそれほど卓越して多いわけではなく、また道路混雑もひどくはない場所とみました。BRTの必要性という意味ではそれほど大きくはないのかもしれませんが、技術的な面や運用のノウハウの蓄積という点では、BRT適用第1号としてはいいフィールドなのかもしれません。
翌朝が早いので、BRTに往復乗車したらすぐにホテルに戻り、ホテル内の中華料理店で夕食を済ませました。500バーツ(1700円)分のホテル内クーポン券をもらいましたが(そんなことより宿泊料を安くしてほしいが、これが最安プランだったので仕方がない)、マッサージを頼むのもむしろ面倒だし、夕食くらいしかクーポンの使い道はありません。ホテル内だし、どうせ高いだけで味はたいしたことないだろう、という想像は幸い外れて、あわびのだしのあんかけ焼きそばは、思いのほか美味でした。味付けが薄めで、味の素っぽくないのもたいへん結構。海外、とくに欧米に行くときには、よほどのことがない限り中華料理や日本料理は食べませんが、東南アジア、とくにタイは別で、中華料理は時に本場以上に洗練されていておいしいです。