自家用車を処分
10年半あまり使った自家用車をついに処分しました。
広島大学時代から数えてほぼ10年間、毎日通勤に使っていたわりには、総走行距離は4万7千km。広島大学でも横浜国立大学でも、通勤は片道3~4kmでしたから、まあそんなものです。

「モビリティマネジメント」で「車のかしこい使い方」について、講義やその他のところで話をする機会もあるわけですが、自分自身について考えると、なかなか簡単な話ではありません。

車を処分する前の私の場合は、広島では、自転車もバスもそれなりに便利な場所に住んでいましたし、横浜でも、バスで通勤しようと思えば、所要15分でバス停までの徒歩時間も総計5分程度でしたから(自転車は坂がかなりきつい)、どちらの場合も、自動車で通勤しなければならない必然性はないと言っていいケースです(さらに、独身だったときは家族の送迎の必要もないですからね)。でも、車で毎日通勤。このことを、モビリティマネジメントが専門のある先生にお話ししたら、絶句された(ような気がする)のも無理もありません。一般的な「モビリティマネジメント」の視点から見れば、私のような者はまさに極悪人であって、まっさきに転換の対象になりうるわけです。

でも、短距離での車ほど便利なものはないというのも事実です。バス通勤が所要20分強(学生でけっこう混雑しています)で、車は15分(ほぼ確実)で駐車場有りなら、それは車を選びます。とくに仕事がらみになれば、たとえ少しお金がかかっても、時間と確実性は何事にも代えられません。

一方で、私は通勤以外ではあまり車を利用せず、電車などを使うことが多かったです。自家用車の年間走行距離が約4000kmでそのうち通勤が約2500km。買物や旅行などの私用では年間2000km弱で、これは、かなり少ない方と言ってよいと思います。車を通勤や日常の買物にあまり使っていない人でも、年間走行距離が5000km以上になるのが、むしろ普通なのではないかという気がします。私は、ドライブはむしろ好きなほうですが、でもなんとなく、ほかに手段があれば車を使わないようにしてきたように思います。

モビリティマネジメントが、職場や地域単位で行うことが多いことを考えれば、また地域の道路混雑の緩和や公共交通の活性化などの目標とセットになることが多いことを考えれば、通勤や日常交通を対象にすることが多いのは当然です。でも一方で、「距離ベースでの自動車利用を減らす」ことが目的であるなら、通勤以外の自動車利用などもふくめた「車のかしこい使い方」もあってよいと思うのです。私なりにこの10年間は、自分の生活ではそれを実践してきたつもりです。

もっとも、うちの妻とは、これは時にいさかいの種(オーバーですが)になりました。本人は車は運転しないので、何かにつけて「車を出してほしい」ときます。こちらは「電車ならこうやって行けるし、そのほうが早いし便利で安い」といっても、ケチ呼ばわりされる(これもややオーバーですが)わけです。こちらに言わせれば、「自動車の私的費用と社会的費用を認識していない」という至極まっとうな論を展開するのですが、この種のシチュエーションでは、専門家の良心(?)よりも家族愛を優先せざるをえなくなります。

でも、車を処分してこんなことも昔話になりました。車の売却代金は、しめて2万円(!)でした。
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