公共交通で買物

クリスマスです。横浜駅も夕方はいつもより人が多い気がします。ケーキ屋の前は大行列でした。

さて、ドイツは小さな町でもどこでも、12月上旬からクリスマス前まで「クリスマスマーケット」が街の中心の広場などに出て、地元の民芸品やソーセージ、グリュ‐ワイン(温ワイン)などの出店が出て、なかなかの賑わいになります。強いて言うと日本の縁日みたいなもんでしょう(風情があって、でも売っているものがなんとなく安っぽいのも、日本の縁日ふうです)。とくに、帰国直前(16日)のフランクフルトの中心部は、買い物客とクリスマスマーケットに来る客とで、横浜駅の西口以上の人でした。

話は、カールスルーエです。カイザースラウテルンを引き払った後、せっかくなのでカールスルーエに寄って来ました。クリスマス前の土曜日(13日)だったためか、こちらも中心部の歩行者専用道路(いわゆるトランジットモールですね)は、歩行者で大混雑です。有名な話ですが、ここの通りは、片方向に1時間40本以上のトラムが運行されているので、文字通りトラムが人をかき分けて走っています(もちろんかなりゆっくりです)。ちなみにここのトラムの区間の地下化(地上と地下の2層化)計画は、住民投票でGoとなってからなかなか進展していません。カイザースラウテルン大学のトップ先生、ハーグ先生ほかのスタッフは、ここの地下化の必要性や意義について懐疑的というかやや批判的なコメントをされていたのが印象的でした。
カールスルーエ

多くの人が、この中心街にトラムでやってくるわけですが、そんな歩行者空間のど真ん中になぜか大型路線バスの車両が停車していました(ちょっと迷惑な気も)。kostenlos
これ、無料の荷物預かりサービスでした(ドイツ語で、荷物サービス 無料 と張り紙がしてあります)。いろいろな店の買物袋がバスの中においてあるのが見えました。確かに、このような商店街では、一つ一つの店では荷物預かりはしてくれないだろうし、でも荷物を持ってこの通りを歩くのもナンだし、ましてや混雑したクリスマスマーケットを大きな買物袋を提げて歩く気はなくなります。

公共交通で買物に来る人はかさばるものを買わない、などといいますが、ネックになるのは、これは公共交通での移動が不便だから、というよりは、大きなものを買って街を回遊できない、楽しめないから、なわけです。当たり前のことなのですが、中心市街地(商業地)の活性化や、公共交通の活性化には、この点はもっと重要視されていいと思います。
さらにちょっと驚いたのは、このバスを覗いてみたら、ここの運輸連合のロゴのはいったセーターを着ている人が荷物預かりを担当していたので、これは交通事業者によるサービスと思われる(ドイツ語ができないもんで、確認できませんでした)ことです。カールスルーエでの、街と公共交通との関係を象徴しているような気がしました。時間あたり40本のトラムも、「トランジットモール」も、食堂車つきトラムも、複電圧式電車によるドイツ鉄道への乗入れも、確かに「見もの」ではあるんですが、いちばんのヒットはこれですね。

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