郊外へ(2)ナザレ
・ナザレ
奇跡的に乗り継ぎに間に合って、ナザレ着は12:25.
もともと漁師町で、路地が入り組んでいます。

路地2

路地3

ちょうどお昼時で、街の人がいたるところで、家の前で魚を焼いていたりします。

イワシを焼く婦人

我々も食べることにしました。イワシ塩焼き、ブイヤベース、サラダ、ビールなどで大満足。イワシはやはりおいしい。

昼食

ケーブルカーで山の上に上がると絶景です。

ナザレをみおろす

滞在型の保養地といったところで、団体さんや周遊旅行者がちょっと寄るには、とくにメインの見所はありません。でも、路地をうろうろ歩き回るだけで、観光地にもかかわらずとても生活感があって、なかなか楽しいです。

・ナザレ→リスボン(15:15発16:55着)
こちらは「急行バス」。車両も立派です。座席指定で、すいているにもかかわらず前から詰めて座らされます。でも横も縦もゆったりしているので、快適です。日本のバス車両ももう5cmでも車幅の規格が広がると、とても快適になるはずです。これは路線バスでも同じで、混雑時や車椅子・ベビーカー対応で、車両サイズが少しだけ大きくなるだけで、余裕が違います。

で、ナザレのバスターミナルはなんだか車庫の中といった感じで、待合室と切符売り場はありますが、バス乗り場は表示もない車庫の片隅のようなところです(写真右)。

ナザレのターミナル

これで、はじめはどうなるかと思ったバス乗り継ぎツアー?も、終わってみればとても順調・快適に終了。

リスボンはセッテ・リオスバスターミナル着。地下鉄・国鉄駅と直結で、コンパクトで、でもとても機能的でなかなかよくできています。ここにはきちんと乗り場表示もあります。このバスターミナルについて言えば国際標準以上ですね。

セッテリオス

郊外へ(1)オビドス
大会3日目はセッションは少しだけで、学会主催の各種ツアーがいろいろ設定されています。でも、テクニカルツアーも含めて、どれも何だかイマイチな感じがしたので、自力でバスを乗り継いでいくことにしました。行き先はオビドスとナザレで、東京から鎌倉と大磯あたりに行く感覚です。いずれも路地歩きが楽しい場所です。広島大学の桑野さんとTotoさんをさそって3人です。YNUグループとは昼間は別行動で、夕食を一緒にとることにしました。

バスの情報を調べるのが難関で、バス会社のウェブは当然ながらポルトガル語のみ。バスの種類も、都市間バス、快速バス、急行バスなどいろいろあってそれぞれで検索が必要です(この3つの種類があることがわかるまでが一苦労。ここまでくるとほとんど意地です)。さらに、バスには4回乗りますが、どれも本数は110本程度、我々が乗る時間帯は2時間くらい間隔があくので、乗り遅れたら最後、この旅程は破綻することになります。

 

・リスボン→オビドス(8:009:00頃着)

バスは、リスボンのカンポ・グランデ発です。乗り場に全く案内がありません。「地球の歩き方(≒迷い方)」の記述も間違っています(「右側」でなくて「左側」!そもそも、東西南北でなくて左右で記述するセンスを疑います)。

乗ってしまえば快適。高速道路は勾配(6%以上?)とカーブの連続です。オビドスまではノンストップです。
昔ながらの風車と現在の風力発電の風車が並存。


風車

・オビドス


1
キロ四方くらいの城壁に囲まれた街です。9時過ぎだと観光客は誰もいません。街角のどこを切り取っても絵になります。どの店も準備中。道は掃除中。

 オビドス

 

帰るころになって、学会主催ツアーの面々と遭遇。でもツアーでは、路地裏を歩きつくすなんてワガママはできません。このころには観光客でいっぱい。観光客であふれる街角も、それはそれでひとつの雰囲気ですね。



・オビドス→ナザレ(11:15発。カルダス・デ・ラニーニャ乗換えで、ナザレ12:25着)

オビドス発ですが、バス停には時刻表も何も張ってありません。そもそもここが乗り場なのかも不明。多くの人は、車か観光バスで来るのだと思いますが、路線バスでまわる観光客もいると思うんですがね。でも発車時刻が近づくと人が集まってきたので一安心。ここからはローカルバスです。


オビドス発

途中のカルダス・デ・ラニーニャでの乗り換え時間は、ダイヤ上は10分。でも、まったく渋滞もしていないのに到着は9分遅れ。乗り換え先のバスの乗り場が果たして見つかるかどうか。到着したバスの前に止まっていたバスをつかまえると、これがナザレ方面行き(表示はない)。我々が乗ったらすぐ発車。あぶない、あぶない。結果としては、とても効率的な乗り換えではありましたが。バスターミナルの写真は撮れずじまいでした。

リスボン市内

 ホテルのインターネットもいつの間にか復旧しました。

 時差のせいで、朝の3時くらいには目が覚めてしまいます。そんなわけで、大会初日と2日目は、学会は午前の最後のセッションからでることにして、朝早くからリスボンの旧市街の路地を歩き回っていました。まだ観光客もあまり街に出ていないので、たとえば観光客の多い28番の路面電車もすいています。いっぽうで、学会は夕方6時過ぎまでセッションがありますが、夜の9時過ぎでもまだかなり明るいので、セッションが終わってから街に出ても安全に街を歩くことができます。ただ、夜は9時にはとても眠くなってしまうので、飲み歩く元気がとても残っていないのが残念です。 
 
 風景をいくつか。

路面電車はこんな感じです。急勾配、狭幅員の連続です。
電車


城から旧市街を。これで夕方6時半です。学会関係者にたくさん出会います。

城から

路地歩き。とにかく坂が多い街です。少なくとも明るいうちは危険は全く感じません。さすがにこんな場所では、学会関係者と思しき方々には全く出会いません。リスボンは、路地歩きが安全で楽しい大都市ですが、リスボン市はそれをまだ上手には生かしていないように思えます。たしかに安全なのですが、ごみや落書き、朽ち果てつつあるビルなどがところどころにあって、観光地としては、まだ万人向けではありません。でも、ユーロ統合以前にリスボンに来たことがあるという小池先生によると、当時の路地裏はとても怖い感じで、これでもかなり変わったそうです。

路地

セグウェイに乗っている警官を何度か見かけました。

セグウェイ

ポルトガルは物価が安く、普通のレストランでは、10ユーロでおなかがいっぱいになります。味もなかなかです。さらにホテルの朝食もとても充実しているので、常に食べすぎ状態です。ただ幸い(?)なことに、学会会場の昼食はあまりおいしくないし、1回だけあった学会のディナーも、不味いし眠いしで、同席の方々には失礼ながら早々退席したりしたので、かろうじて少しはバランスが取れたでしょうか。

リスボン2日目

今回のリスボンでの宿泊先は、市の中心に近いHotel Lisboa Plazaで、こじんまりしていてなかなかいいホテルです。朝食もなかなかおいしいし、とくにイワシのマリネはgood。ヨーロッパのホテルでは珍しくNHKも見られます。もともとリスボンが物価が安いのとユーロ安のおかげで、リーズナブルに収まりました。

ところがひとつだけ困った(困っている)のは、ホテルのワイヤレスLANが、どういうわけか海外のサイトにつながらないのです。日本のメールサーバーへのアクセスもできないので、大学のアドレスのメールはまったく不可です。ロビーのパソコンは、日本語は打てないのは当然としてあきらめるとしても、日本語の表示もサイトによってはダメです(我が大学のサイトは、ひらがなのみ表示されるので、さっぱりわからない)。パソコンを新しくしたせいかもしれないのですが、プロバイダ側の問題のようでもあり、ホテル側ではどうにもならないようです。しょうがないので、g-mailアカウントを作ったり(Yahooはダメだが、GoogleはOK)、学会会場でネットにつないだり(セッションも出れずに)など、やや想定外の事態です。このブログをアップするのもちょっとめんどくさい。

それ以外は、きわめて順調。さらに天気もOK。昼間は外は暑いですが、朝夕はなかなか快適です。会場もまあまあ便利な場所だし、セッション会場が1フロアなので、移動がしやすく、いろいろな人に会えます。学会運営も意外とまともです(失礼)。lisbon

リスボン出張 (成田へリムジンバスで)
 

この「不定期更新ブログ」は文字通り不定期で、「出張に行ったときだけ書く」というのがなんだか定番になってきてしまいました。去る6月にはベトナムへの4泊の出張があり、これはベトナム中部の都市ダナンでの学生合同セミナーで、とても実りある充実したものでした。ところが、私が「こんなのはじめて」という強烈な腹痛にやられてしまい、丸1日ほぼ休まざるをえなかったこともあって、このときはついにブログを書くこともできず帰国となったのでした。

 

 今回は、711日から16日まで、世界交通学会(WCTR )への参加で、リスボン出張です。

 

前にもブログに書いたことがありますが、成田空港は決して悪い空港ではないと思っています。アクセス時間が読めるし、都心発着なら1時間で確実に着く。チェックインも入出国審査も、荷物の受け取りも、待たされることは少ない。成田到着のときは、飛行機を降りてから電車に乗るまで、最速10分で行ったこともあります。空港内での手続きの時間を含めたトータルの所要時間では、世界的に比較してもそれほど見劣りしないと思います(もっとも、これは成田空港に慣れている人にとっての話で、外国人にとっての印象は違うとは思います)。さらに成田空港で気に入っているのは、出発の待合室のいたるところにあるパソコン電源デスクで、これは出発前にちょっとした仕事をするのにとても重宝しています。航空会社のラウンジ内は別として、一般の待合室にデスクがある空港は世界中でも意外と少ないのです。空港での一時利用インターネットの料金も、1日500円程度というのは、海外の空港に比べてかなり安いです。

 

このところ、自宅から成田へはリムジンバス利用が多くなりました。東京空港交通のウェブサイトでは、過去一ヶ月間のバス所要時間が、主要な路線について日別・時間帯別のグラフでわかるようになっています。これは、各車両に取り付けられたGPSのログデータです。今回のように日曜日の朝発の成田までの所要時間を知りたければ、過去4週分の日曜日のデータを見ればよいわけで、この情報はとても重宝します。たとえば、都心各地区発の成田行きの場合は、平日の夕方以外はほぼすべての便で60分程度で到着していることがわかります。ウェブ上の時刻表では所要90分前後となっていますが、それくらい時間がかかる便は全体の数%にも満たない程度ということもわかります。いっぽう成田空港発の場合は一定の傾向がなく、90分程度かかる便もそれなりにあることもわかります。

ただ、せっかくのこの情報も、ウェブ上ではわかりやすい場所にはありません(ぜひ、探してみてください)。ほとんどの利用者は、時刻表に示された「所要90分程度」という情報しか見ていないのではないかと思います。

 

これはとてももったいない。

 

時間帯ごとの所要時間データは、言ってみれば企業のノウハウの一部でもあり、あまり出したくない、というのもあるかもしれません。そのせいか、この所要時間を示したグラフのサイズは小さくて、一般の利用者からするととても見にくいのです(傾向はわかりますが、個別の具体的な数値は出していません)

グラフはまあ小さくてよいとしても、たとえばウェブの時刻表上に、ダイヤとは別に「空港行きの場合は、平均所要時間60分程度で到着」などと示したり、過去所要時間のグラフへのリンクを各路線の時刻表の脇につくったり(いまは、それすらない)など、この種のデータはもっと積極的に活用されてよいと思います。利用者の側のいわば「情報活用リテラシー」も、随分と上がってきていると思いますし。

リムジンバス(2)

さてこの成田空港行きリムジンバスですが、本日は都内某ホテルから乗車しました。TCATからよりもここの方が私には便利です。宿泊者でなくともホテルのロビーでバスを待てるのもなかなかよいです。

ここは、ホテル内にリムジンバスのデスクがあって、ホテルの係員とバスの係員が両方常駐しています。ホテル前から空港バスが発着するのはよくありますが、多くの場合、ホテルとバス会社との関係は、乗降場所を貸す側と借りる側というだけでしかなく、ホテル側はバスには一切関わらないのが普通です。というか、互いの間にはものの見事にキッパリと線引きがされていると言っていいでしょう。一般にバス会社の感覚として、素人に自分たちの仕事に関わりを持たせたくない、というマインドがとても強いと感じます。プロ意識といえば聞こえはいいですが、この意識のために柔軟なサービスができないような場面はいろいろあるように思います。でもここでは、バスのチケットの販売や乗客の案内などもホテル側が結構関わっていて、宿泊者にとってはホテルのサービスの一部であるかのようにリムジンバスを使えるという安心感があります。双方の係員のコミュニケーションもよくできていて、連携サービスとしてうまくいっているように見えます。このへんの関係のうまい塩梅と言うのでしょうか、そんな上手な関係がバス会社との間でできていると、ちょっとしたことですが気持ちのよいサービスになります。

 

でも今日は、その「うまい塩梅」というのに大きな?がつくような場面にあいました。発車時刻を5分過ぎてもバスが出発しないのです。まあ別に急いでいたわけではないのですが、どうも様子が妙なので、双方の係員に聞いてみました。乗車予定の客がまだ来ないとか、まあ何だかよくわからないのですが、要は、バス会社側の判断というよりは、どうもホテル側が発車をストップさせているようなのです。さらに数分がたって運転手とバス会社の係員どうしで「これじゃおはなしにならないね」などとささやきあっていて、さすがに少しいらだっている様子です。どうも、ホテルとバス会社との関係では、ホテル側がバス発車のゴーサインを出すことになっているようで、リムジンバスの運転手と係員も、「こちらではどうにもなりませんで・・・」と困惑しています。

リムジンバスはホテルの送迎バスではなく、あくまで乗合の「路線バス」です。にもかかわらず、ホテル側の都合で一方的に発車を大きく遅らせて、ホテル宿泊者以外の一般乗客まで巻き添えにする、というのは、(「公共交通サービス」の観点からは)明らかに変な話に思えます。ホテル側が発車の判断をする、というのは、たとえばロビーで取り残されている乗客がいないかどうかの最終確認をする、というような事を想定したものと思うのですが。

結局は、その乗車予定?の乗客がどうなったのかもよくわからないまま11分遅れで出発し、でも途中は渋滞ゼロで所要60分で成田空港に到着しました。11分という遅れそのものはどうってことはないのですが、バス会社とホテルとの関係を考えさせられました。「定時運行」という交通事業者側のサービス意識と、宿泊者への臨機応変なサービスというホテル側の意識との間には、なかなか相容れない隔たりがあるのでしょう。両者のあいだで「どこに線を引くのか」、というような明文化されたルールがあることよりも、「よいサービスのために、どこで折り合いをつけるべきなのか」という感覚的な共通認識が、両者の間で現場レベルでできるかどうかだと思います(それがなかなかできないから、それぞれ別々のサービスになりがちなのですが)。公共交通におけるサービスの連携、というのは思いのほか難しいことのようです。

 

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